秩父食いしん坊万歳ツーリング by No.35 ueno


(柳生博氏のナレーションで)

ギアナ…まだ全容を知る者はいない。

ギアナ高地…それはこの世に残されたただ一つの秘境。

ギ…秩父とギアナ高地は関係ないな…



…てなわけでueno、9月22日(日)に秩父国立公園へ日帰りツーリングに行って参りました。

同行いただいたのは、高地野菜研究収集家のD氏。

同氏のドカST2は定期点検明けでした。(…高かったそうです、点検費用。)


この日は曇天のち雨で、現地予想気温22度ですが、午後は雨が心配されました。

朝は肌寒いくらいですので、メッシュジャケットの下にゴアウィンドストッパーを着込んで、下は革パンとなりました。

雨の杞憂を振り切って一路秩父路を目指して、8:00に東名横浜IC周辺を発艦。

多摩NTから高尾山口を経て、武蔵五日市までは50分。


D氏「uenoさんのルート凄い裏道。御墓ロードですね。(途中には霊園が多い)」

ueno「夜は通りたくないです。」


ここから未踏の奥多摩の峰々を西に見て、青梅を経て、R53山伏峠を北上。

登りは、快適な峠路でした。


明るい曇りのなかの初秋の秩父路。

緑がまだ夏色を残し、その香りに草揺らぐ谷あいが印象的でした。

この日は意識して、フロントブレーキをリリースしたあとの滑らかで思い切りのいいアクセル開けと、旋回時間を短くすることに集中

しました。


D氏「今日はなんでブレーキランプがよく点くの?」

ueno「練習練習。」


上手くいくと、気持ちいいもんですねー。

自分の制空権で愉しむっていうか、今いる速度域を全て「たなごころ」に収めたときの充実感っていうのは、ウデに関わりなく誰でも

得られる特権ね。

ギアを落とせば落とした分だけ小さく旋回できる、例のイレブン・ワールドでした。


11:00には最初の目的地、秩父市役所裏の「ちんたつそば」店へ到着いたしました。

ご、誤解のないように、ちんたつそばは……なわけではなく、「珍達」と書きます。(<誤解している方がいるわけでもないのに、ただ

書きたかっただけです…)

店舗前はビッグバイクも駐め易く、お店の人もライダーに親切。

さっそく珍達クンを注文すると、ほどなくして出てきました。

外見は醤油とろ味ごま油風味のねぎラーメンというところ。

スープが熱く丼が持てない!

ズズッ…お!…薦められて唐辛子にんにくを溶かすと、おおっ、旨い!

麺は極細麺です。(⌒〜⌒)モグモグ…

とにかく熱さが特徴のラーメンで、これからの季節、暖まって嬉しい一品でした。

また、ライダーウェルカムの気持ちいいお店でした。


午後はまず、道の駅荒川で、走る蒸気機関車の見学からスタート。

この頃から残念ながら小雨がポツポツきたので、レインウェアを着込みました。

秩父湖目前の道の駅大滝温泉まで登ったところで、しばし雨宿り。

D氏は高地の採れたて野菜が午前中で売り切れとあって、淋し顔。

雨も本降りになってきたんで、それじゃあここで湯治へと予定変更しました。


岩風呂でD氏「ふむむ、しょっぱいぞ。」

ueno「肌がつるつるしますねえ。」


脱衣所で効用書きを発見、ここはナトリウム泉でした。

休憩和室ではuenoがクーラーバッグで持ってきたノンアルコールビールで乾杯!

ゴクゴクッ!はあ〜ッ、風呂上りはこれでなくっちゃ、んまいっ♪

この後しばし座布団抱いてゴロゴロしたおやぢライダー2人でした。


下山の行程は、渋滞と大雨。

地元の人に尋ねると、秩父は場所柄、お彼岸は墓参や参拝で渋滞するとのこと。

春分の日、秋分の日の秩父は皆さまご注意を。

雨がラジエーターに熱せられて湯気となって、ステム周辺からモクモクと…


ueno「ドカは凄い湯気ですねえ。」

D氏「uenoさんのほうが凄い!まるでさっきの蒸気機関車。」

ueno「ありゃホントだ。」


渋滞の抜け道を進んだら予期せぬ道路閉鎖に阻まれて、予定外にR11の定峯峠を越えることになりました。

滑らないようにリアブレーキをわずかに当てながら、慎重に小川町に向けて、峠を越えます。

頂上から見る秩父の峰々は、雨にけむって迫力のある一面を覗かせてくれました。


さてこのあと、2台は小川町から越生を経て、次の目的地に向かいました。

uenoのリクエスト、上州人のソウルフードこと上州名物「鳥めし」を食するためです。

18:00道央道鶴ヶ島IC近所の「登利平・鶴ヶ島店」に到着。

臆するくらい立派な和風店舗ですが、ずぶ濡れのライダーを暖かく迎えてくれました。

色ご飯の上にしっとりした鶏肉(スライスしたハム状と炭火焼き鳥のブロックの2種)が敷き詰められた松弁当は、文句無く「おいしい!」

一品でした。


D氏「四角い重箱に入ってて、見た目よりボリュームがあって、嬉しいね。」

ueno「正直この内容でこの価格じゃ安いんじゃありません?」


また、笑顔で何杯もすぐ出してくれる熱く濃い煎茶に、思わず元気百倍。

しかし単車に乗ると、いつもは食にコダワリないuenoも、ついついであります。

ま、駆食同源って言うから、身体にも良いか。(>それは医食同源。)


帰路は鶴ヶ島ICから道央道に乗り、青梅ICまで大雨に立ち向かいました。

(これで言うの三度目ですが)ラジエーターシュラウドは雨の高速でこそ頼もしい。

そういえば8月の原発点検事件も、ひび入ったのは「なんとかシュラウド」だったなあ…シュラウドって固有名詞もこれで全国区ね…

なんて、思っているうちに青梅ICに到着。

青梅からは16号線を南下して、21:00には東名横浜IC周辺に着艦。

走行距離270km、リッター13kmの初秋ツーリングでした。


「珍達そば」;醤油とろ味ごま油風味のねぎラーメン

  秩父市役所うら、御花畑駅そば。@検索すると、このごろ名物化している様子が分かる美味な一品。一杯700円。

  なお、店名の由来を尋ねたら「さあ、珍しくて記憶に残るようにじゃないかしら。」とのことで、なんか苦笑。最近火曜定休。

登利平の「鳥めし」HP→HOME

  横川釜めし、高崎だるま弁当とともに群馬弁当横綱。ご当地の食べ物らしく、炭火風味甘口醤油の旨さのツボをしっかり。

  駅弁をお土産にもらうと、夕食後なのについ食べてしまうアノ楽しさあり。一人前700円。群馬埼玉両県内に数店舗あり。



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珍達そば1 珍達そば2 道の駅荒川 SL・C58
5 6 7 なんだよぉ〜〜
道の駅大滝温泉 ノンアルコホル 鳥めし


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